企業ブログというとどうしても、社長やスタッフの言いたいこと・伝えたいことや日常的な取り組みなどが書かれることが多いと思います。
しかし、それではブログをホームページの入り口として機能させていくことはできない。
「ブログを書くと集客に繋がります」
「社長ブログやスタッフブログをやりましょう」
そのように聞いて、ブログに取り組んでみたという人も少なくないと思いますが、ほとんどの場合、予想以上に結果が出てこない・・・。ブログを書いてもアクセス自体が集まらないということに悩んでいませんか?
ということで今回は、集客できるブログにするためには?というテーマでお伝えしていきたいと思います。
Contents
集客できるブログ記事とは?
本題に入る前に、ここで一度「集客できるブログ記事」の意味を明確にしておきたいと思います。
集客できるブログ記事とは、つまり
ホームページへの入り口として機能して、見込み客あるいは見込み客予備軍のアクセスを集めることができるブログ記事
という風に僕は認識しています。
ここで、集客=お問い合わせや資料請求、申し込みなどではないの?と思った人もいるかもしれませんが、はっきり言って単体のブログ記事だけではそこまで持っていくのは困難です。
ですから、直接的なアクションを取ってもらうためには、また別のコンテンツ(求めるアクションに対してクロージングができるコンテンツ)を用意した方が良いです。
これについては、後半の方で触れていきますので参考にしてください。
それでは本題に入っていきましょう!
集客できるブログ記事にはどんなことを書けば良いのか?
実はその答えはとてもシンプルなんです。それは何かというと
「検索者や見込み客にとって有益な情報を提供する記事」
ということです。
先ほど言った、社長やスタッフの言いたいことではなく、検索者や見込み客にとって有益な情報です。
この時にまず大事なのは、記事を届けたい相手。
つまり「ターゲット」です。
「検索者や見込み客にとって有益な情報」ですから、あなたが「これは有益だ」と思う情報ではなく、アクセスしてきたユーザーにとって有益な情報でなければなりません。
ですから、まずはターゲット(記事の対象者)なのです。
その人がどんなことに悩んでいるのか? 何を解決したいのか?を明確にしなければ、何がその人にとって有益な情報なのか?はわかりませんよね。
ターゲットキーワードを明確にする
次に大事なことが、その記事のターゲットが実際にウェブで解決策を探す時にどんなキーワードを使うのか?を明確にすることです。
こうすることで、ブログ記事のテーマが決まります。
テーマが決まれば、そのテーマにそって記事を書くだけです。
検索キーワードを決めるときの注意点
ただ、ここで注意しておくことが1つあります。
それは予測や思い込みで検索キーワードを設定しないということです。
ブログ記事のキーワード選定については、キーワードプランナーなどのツールをかつようして、ある程度の検索需要などを調べたうえで決めていくと良いでしょう。
検索キーワードとブログ記事の関係
予測や思い込みで検索キーワードを決めちゃダメということは今お伝えしたとおりですが、ブログ記事を書く際には、その検索キーワードとブログ記事の関係性を意識しておくと、どんなことを書けば良いのかがわかりやすくなると思います。
検索キーワードとブログ記事にはどんな関係性があるかというと、
- キーワード=お客さまの質問
- ブログ記事=質問への回答
となります。
これはどういうことかというと、例えば「英会話 勉強法」という検索キーワードがあったとします。
さて、このキーワードで検索した人は、いったい何を求めているのでしょうか?
先ほどの「キーワード=お客さまの質問」という視点で見れば、少なくとも、このキーワードで検索した人は、入会するために英会話教室を探しているのではなさそうだということはわかります。
ということは、英会話教室の特長を案内をする記事を用意してもお客さまの質問に応えることはできなさそうです。
このキーワードで検索した人は、英会話を上達するための効果的な勉強方法を知りたいと思って検索しているということがわかると思います。
ということは、この検索キーワードに対してどんなブログ記事を用意すれば良いかわかると思います。
そう、この質問に対する回答です。
[aside type=”normal”]ここで一つ注意することをお伝えするとすれば、いきなり売り込まないということです。
例えば、あなたが英会話の教材を販売していたとしたら、勉強方法としてその教材を勧めたいという衝動にかられてしまうかもしれませんが、それを前面に出して売り込んでしまうとかえって逆効果になってしまうでしょう。
もちろん、検索キーワードが「英会話 オススメ教材」なら別ですけどね。[/aside]
このように言うと、「大変そう」「めんどくさそう」と感じるかもしれませんが、このようにターゲットと検索キーワード、そしてブログ記事の内容の関係性を意識してブログ記事を書いていくことで結果的に検索者にとって有益な情報を提供するブログ記事になります。
その結果、ブログ記事の「質」を高めることができるので、検索結果でも上位に表示されやすくなってきます。
実際、僕のこのブログでは全ての記事ではありませんが、いくつかの記事が狙ったキーワードで検索上位に表示されています。その結果、決して有名ブロガーのように何十万PVとかではありませんが、日々コンスタントに見込み客につながるユーザーのアクセスを集め続けることができるようになっています。
記事がかければ終わりじゃない!
入り口と同時に出口も用意することが大事!!
ここまでお伝えしてきた通り、このように意識してブログ記事を書いていくことで、ホームページへの入り口を作り、ターゲットをあなたのホームページへ集客することができるようになるのですが、実際にはお問い合わせや資料請求、申し込みなどのアクションをとってもらわなければ、ビジネス上のメリットはありません。
つまり、アクセスしてきたユーザーにあなたに対して明確な反応をしてもらわなければ、こちらからアプローチすることはできません。
CTAを用意してアクションを促す
そのためには「CTA(コールトゥアクション)」を用意することが大切です。
CTAとは、もしかしたら聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単に説明すると次にとって欲しい行動を具体的に指示することをいいます。
そのために、画像やボタン、テキストなどを使ってお問い合わせや資料請求、あるいはメルマガへの登録などを促し、お問い合わせや申し込みページ、LPなどに誘導するようにしましょう。
この記事では、大半の部分が「ホームページの入り口」に関する話ですが、このCTAは「出口」に関する話になります。
アクセスしてくれたユーザーが好きな出口から出て行くのではなく、できるだけあなたの目の前に来てくれる出口から出られるように、CTAを含めて入り口〜出口までの導線などもしっかり意識しておきましょう。
ブログ記事を公開したら・・・
ブログ記事を公開したら、その記事がGoogleなどの検索エンジンに登録されなければ検索結果に表示されることもありません。通常は待っていれば大体は登録されますが、サーチコンソールなどを利用してサイトマップを送信するなどして行きましょう。
サーチコンソールやGoogleにインデックスされる方法については、こちらの記事を参照してください。
まとめ
「ブログ集客」「ブログマーケティング」という言葉もすっかり定着しているのでは?と思います。
しかし、「ブログ記事を書いても結局は集客になんか役に立たない」と感じて諦めた人や、最初のボタンを掛け違えたままで「とにかく書き続ければいつかはきっと成果が出るはず」と思って頑張っている人もいると思います。
もし、あなたが自分のビジネスの成長のためにブログを書くのであれば、ちょっとだけ面倒になるかもしれませんが、今回のポイントを意識するようにしていただければ、きっと成果につながっていくはずです!