ホームページで集客したい、できるようになりたい。そう思ってホームページを開設したけどまったく何の反応もない。そこで、
「ホームページは作ってからが勝負。しっかり改善して育てていかなくちゃ」
そう思って、色々考えながらホームページの文章やコンテンツ、そしてデザインやレイアウトを色々いじってみても一向に望む結果に近づく気配すら見えてこない。
「いったいどうすれば良いんだろう?」
「もうイヤだ!ホームページなんてやっても意味なんてない!」
「だいたいホームページなんかで売れるわけないんだ!」
そうやって諦めていませんか?
もちろん、より高い成果を出すために改善することは大切ですが、成果が出ないとお悩みであれば、あれこれと弄り倒す前にちょっとこの記事にお付き合いください。
Contents
ホームページのその改善作業、本当に意味ありますか?
恐らく、あなたはこれまでも、「少しでも集客アップにつながれば」とホームページを色々といじってきたかもしれません。
例えば、ボタンの色は何色の方が良いとか、ヘッダーのキャッチコピーはコッチのほうがとか、画像はこんな感じのほうがいいとか・・・。
ただ、その根拠はなんでしょうか?
多分、あなた自身やあなたの会社のスタッフがネットや書籍で調べたり、会議で意見を出し合って「もっとこうした方が」とか「この部分を少しこうしてみては」という感じでやってきたのではないでしょうか。
残念ですが、それほとんど意味ないです。
それどころか、やればやるほどドツボにハマる、失敗に向かって進んでいると思ったほうがいいです。
なぜなら、そこで出てくる改善策はすべて売り手であるあなたが自分勝手に予想してやっていることだからです。
これって、厳しい言い方になりますがほとんど意味がない。
その証拠に、やってもやっても望む結果にたどり着けない、その兆候すら見えてこないという状況に陥っていませんか。
では、まずは何からやれば良いのでしょうか?
ホームページからお問い合わせや資料請求などを得られるようにするためにやるべきこととは
(今、あなたのホームページの状態がどうか? によってもホームページで集客できるようにするためにやるべきことは変わってきます。)
ホームページで集客するには、まずホームページ自体に集客ができていること。つまり、アクセスが集まっていることが前提です。
なぜなら、アクセスが集まっていなければ何も始まりませんから。
そして、アクセスが集まっていなければ、あなたのホームページはデザインやレイアウト、文章などの「改善」よりも先にやるべきことがあります。
それは、まずはアクセスを集めることです。
当たり前と思うかもしれませんが、ホームページ集客に関して色々な人の相談の経験から、ホームページが集客の役に立たないと悩んでいる人の多くが、意外にもこのことを軽視していると感じます。
なぜ、まずはアクセスを集めなければならないのか?
それは、ターゲットとなるユーザー(見込み客層のユーザー)にホームページを見てもらわなければ、そのページが良いか悪いかも解らないからです。
だから、まずはアクセスを集めてその反応を見ていくことが大切。
もちろん、ホームページの場合はお客さんに「いかがですか?」と聞くことはできません。
ですので実際には、ホームページにアクセスしてもらい、そこでどんなふうに動いているのかアクセス解析ツールなどで検証していく形になります。
今のホームページがお客さんにとって良いのか悪いのかもわからなければ、そもそも何をどう改善すれば望む結果に近づいていくことができるのか?などわかりません。
つまり、何を改善すべきかは、実際にアクセスを集めお客さんに聞いてみなければ解らないということです。
成果につなげるためにホームページをどう改善するかとういのは、そこから先の話です。
改善のためには十分なアクセスが必用。そのうえで・・・
まずは、ホームページへのアクセスが必用だ。ということはなんとなくわかっていただけたと思います。
では実際、どの程度のアクセスを集める必用があるのでしょうか?
ぶっちゃけ月間数十〜2、300件程度のアクセスでは少ないです。
できれば2週間〜1ヶ月の期間で1000前後、少くてもその半分。というところです。
まず、あなたが考えなければならないのは、その数のアクセスをどうやって集めるのか?ということ。
これは、正直いうと多少の投資をしたほうが早いです。
つまり広告です。
特に新規で開設したホームページの場合、いきなり大量のアクセスが集まるということはほとんどありません。
だから、検索連動型広告などを使って、まずはホームページにアクセスを集めるというわけです。
見込み客のアクセスを集めれば「何を改善すればいいのか」が見えてくる
その上で、実際にアクセスしてきている見込み客の動きを分析をして、そこから改善策を見つけ出し、実際にホームページに改善を施して更にテストをする。といったサイクルになるのですが
実際に見込み客のアクセスを集めて、アクセス解析ツールでその動きを観察することで、改善すべき場所など色々なことが見えてきます。
一例ですが、例えば直帰率が異常に高く、サイトの平均滞在時間も数秒程度ということがわかれば、そもそもページの内容など読まずにアクセスしてきた時点で離脱している可能性が高いです。
その場合は、アクセスして最初に目にするヘッダーのキャッチコピーやビジュアルがミスマッチなのかもしれないということが判ります。
その改善策として、パターンを変えたヘッダーを用意してA/Bテストをやってみるなどがあります。
このように、実際にアクセスユーザーの動きを見ていけば、どこに問題がありそうか?ということも見えてくるのです。
[aside type=”warning”]アナリティクスの場合、直帰セッションの正確な滞在時間は計測できないので、ヒートマップなどのツールも併用するとよりわかり易いです。[/aside]
しかし、いきなり成果に直結とはいかないのも事実
もちろん、最初から思い通りの成果にはつながらないでしょう。
現実は「アクセスを集めたからといってお問い合わせ激増!」なんてなかなかありえません。
でも、それでいいのです。
そう言うと、あなたは「そんな、もったいない!」
と思うかもしれませんが、このように投資をしてでもアクセスを集めることで、自分の主観に立った改善ではなく、客観的かつ現実の結果から改善策を講じて行くことで短期間で集客アップへの糸口を見つけることができるからです。
ただし、アクセスの「質」には注意が必用です
アクセスを集めれば、改善するためのポイントが見えてくるということはなんとなくわかったと思います。
とは言っても、アクセスは集めればいいというものではありません。いくら多くのアクセスを集めたとしても、それが見込み客以外の雑多なアクセスでは意味などないからです。
集めるべきアクセスは「見込み客層のアクセス」ということを忘れないようにしてください。
見込み客層のアクセスとは、あなたの商品/サービスに興味がある・必用としている、あるいは潜在的にあなたの商品/サービスを必用としている層のアクセスです。
それ以外は、どれだけ集めても無駄だと思ってください。
見込み客層のアクセスを集めるには
このためには、まずはGoogle AdWordsなどの検索連動型広告が使いやすいでしょう。
検索連動型広告は任意のキーワードを指定して広告を出せるので、見込み客層のユーザーがどんなキーワードを使って求めている情報を探しているのかを把握した上で、そのキーワードの検索結果に対して広告が出せるからです。
見込み客層のユーザーが解決したい問題や悩み、あるいは達成したいと思っている願望などからどんなキーワードを使うのかを調査して把握しておきましょう。
なお、広告といえばFacebook広告などのSNS広告もありますが、「◯◯の悩みを解消したい」などの明確なニーズで絞り込むのは向きません。
年齢、性別や職業、地域といった属性を検索連動型広告より高い精度で絞り込むこともできますが、そもそも、何か解決したいことやそのための情報を求めてアクセスする人はいないので、明確なニーズをもった見込み客層のアクセスを集めるのは難しいです。
また、同様の理由でSNSにシェアしてアクセスを集めるということも、この段階ではあまりおすすめはしません。
まとめ
オンラインでもオフラインでも売れるためのヒントやそのために改善点のヒントはお客さんが持っています。そして、それを知る一番確実な方法、これを簡単な一言で表すなら
・お客さんに聞く
ということです。もちろん、ホームページでは直接聞くことはできませんから、アクセス解析データなどから分析して改善ということになりますが、そのためにはまずデータとして有効なアクセス数を集めることが必用ということです。
ホームページの集客効果を高めたい。
そう思ってホームページ自体を改善することも大切ですが、それ以前に「そもそもホームページにお客さんは来ているのか?」という視点を持って、その上でアクセス数が少ないのであれば、ご紹介したような方法でまずはアクセスを集めて、その上でテストをしていく。
このサイクルを回していくことこそが近道です。