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ホームページ制作を自分でやるには?初心者でもわかる、準備から運用まで完全解説!

ホームページ制作を自分でやるには?初心者でもわかる、準備から運用まで完全解説!

Shaer
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公開日:2023-03-08
最終更新日:2023-08-28

自社の情報を発信したり、商品やサービスの販売を行ったりすることができるホームページは、今や企業のマーケティングの重要なツールとして欠かせないものとなっています。

ホームページを作成することで、自分の存在感を高めることができるだけでなく、ビジネスにもメリットがあることから、まだホームページを持っていない企業やこれから起業する方、また起業したばかりの方の多くが、自社のビジネスのためのホームページを持つことを考えていると思います。

しかし、ホームページの作成を業者に依頼する場合、安くても十数万円~、場合によっては100万円以上の費用がかかってしまいます。そこで、自分でホームページを作ろうと考えている方も少なくないのではないでしょうか?

自分でホームページを作成するメリットは、まずコストの削減です!自分で作成することで制作費用を抑えることができます。その分の費用をマーケティングなど別のことに回すことも可能です。また、自分で作成すれば自分のアイデアをフルに反映させたホームページを作成することができるのもメリットの一つと言えるのではないでしょうか。

しかし、ホームページの制作には知識や技術も必要となるため、初めてホームページを作成する人には難易度が高いと感じるかもしれません。
また、制作が思うように進まず時間がかかってしまい、いつまでも公開できないというリスクも存在します。

そこでこの記事では、ホームページ制作を自分で行うための基礎知識や手順、SEO対策などを解説し、スムーズに作成するための情報を提供します。

ホームページ作成の基礎知識

ホームページ作成に必要な基礎知識として、必要な技術やツールについて解説したいと思います。

まず、ホームページを作成するには、HTML、CSS、JavaScriptといったプログラミング言語の知識が必要になります。
HTMLは、ホームページの構造を作成するための言語です。CSSは、ホームページの見た目やスタイルを指定するための言語です。通常、ホームページを作る場合、最低でもこれら2つの言語を理解・習得していることが望ましいです。
ちなみに、もう一つのJavaScriptは、動的な動作やユーザーの操作に応じた動作を指定するための言語ですので、こちらも理解・習得していると良いです。

というと、いきなりハードルの高い話になりそうなのですが大丈夫です。プログラミング言語の知識がなくても、WordPress、Wix、SquarespaceといったCMS(コンテンツ管理システム)を利用することで簡単にホームページを作成することができます。

CMSは、管理画面からコンテンツを投稿・編集できるシステムです。これを利用すれば、HTML、CSS、JavaScriptの知識がなくても簡単にホームページを作成できるという特徴があります。ここで、これら3つのCMSの特徴を簡単に解説しておきます。

WordPress

WordPressは、CMSの中でも最も広く利用されているものの一つで、世界中で多くのホームページがWordPressで作成されています。

WordPressでは、テーマと呼ばれるデザインテンプレートを利用することで、初心者でも簡単にホームページを作成することができ、テーマによっては豊富なデザインテンプレートが用意されているものや直感的な操作でデザインを作ることができるものもあります。

また、拡張機能を追加するプラグインを利用することで、お問い合わせフォームなど企業ホームページに必要な機能を簡単に設定することもできます。

主要なレンタルサーバーでは「簡単インストール機能」が実装されているので、難しい作業をせずにサーバーにインストールすることができます。

関連:ホームページ作成はWordPressで簡単!?作成前の事前準備や作成の流れを解説

Wix

WixはCMSの中でも初心者向けに作られたもので、直感的な操作性が特徴です。

ドラッグ&ドロップでコンテンツを配置することができるため、初めてホームページを作成する人にもおすすめです。

無料プランがあるのでコストをかけずにホームページを作成して公開することができますが、無料プランでは以下のような制約があります:

  • 広告が表示される
  • 独自ドメインを使うことができない

などの制約もあるので、会社やお店のホームページを作る場合は独自ドメインを利用できる有料プランを選択したほうが良いでしょう。

参考:https://ja.wix.com/

Squarespace

Squarespaceは有料プランのみとなりますが、高品質なデザインテンプレートが多く用意されていることが特徴です。ドラッグ&ドロップの簡単操作でホームページを作成することができるので、HTMLやCSS、JavaScriptといった知識がなくても、きれいなホームページを短時間で作ることが可能です。

また、多機能な管理画面を備えており、ショップ機能を追加することも可能です。

参考:https://squarestudio.jp/squarespace

以上のように、プログラミング言語の知識がなくても、CMSを利用することで簡単にホームページを作成することができますので、自分で初めてホームページを作成する場合は、HTMLやCSSなどの知識がいらないこれらのサービスを利用することもオススメです。

もちろん、CMSを利用する場合でも、HTML、CSS、JavaScriptの知識があると、よりカスタマイズや拡張性を持たせることができますから、機会があれば少しずつ学んでみるのも良いと思います。

ホームページ作成の手順

それでは、ホームページ作成の基本的な手順について解説していきたいと思います。
ホームページを作成するには、以下のような手順を踏んでいく必要があります。

ステップ1:目的を明確にする

まずは、自分が作りたいホームページの目的を明確にしましょう。
例えば、自分のビジネスの宣伝や情報提供、趣味の発信など、目的に合わせてホームページのコンセプトやデザインを決めることが大切です。

ステップ2:ホームページの構成を決める

次に、ホームページの構成を決めましょう。
例えば、トップページ、プロフィールページ、商品紹介ページ、お問い合わせページなど、どのようなページを作るかを考えます。また、構成がまとまったらワイヤーフレームを作成して、ナビゲーションメニューやサイドバー、画像の配置など、ホームページ全体のレイアウトも決めておきましょう。

ステップ3:デザインを決める

ここでやっとデザインの作成です。
WordPressなどのCMSを使う場合、あらかじめデザインされたテンプレートが用意されているので、テンプレートをベースに色使いやフォント、画像の配置など、コンセプトや目的に合わせたデザインを作成していきます。

ステップ4:コンテンツを作成する

次に、ホームページに掲載するコンテンツを作成します。
文章や画像、動画など、各ページの目的に合わせたコンテンツを用意しましょう。また、SEO対策にも注意して、キーワードの適切な配置やメタデータの設定などを行いましょう。

ステップ5:ドメインとサーバーを用意する

ホームページを公開するためには、ドメインとサーバーを用意する必要があります。

ドメインは、ホームページのアドレスのことで、サーバーはホームページのファイルやデータを置いておく場所のことです。どちらも、ホームページを公開する際には必ず必要となるもので、これらがないとホームページを公開することはできません。

なお、WordPressで作成する場合は自分で用意する必要がありますが、WixやSquarespaceなどの場合は、サービス内でサーバーも用意されているので、それほど意識する必要はないと思います。

ステップ6:ホームページを公開する

最後に、ホームページを公開します。公開する際にはSSL証明書の取得や、Google Analyticsの設定なども行いましょう。

以上が、ホームページ作成の基本的な手順になります。このような手順に従って進めれば初心者の方でも自分でホームページを作成することができます。
ただし、ホームページ作成には時間と労力がかかります。慣れないことは誰でも大変だと思いますが、根気よく作業に取り組むことが大切です。

SEOも意識しておこう

SEO(Search Engine Optimization)とは検索エンジン最適化のことで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果で上位表示させるための施策です。
検索エンジンで上位表示されることができれば、多くのユーザーにアクセスしてもらえるようになりますので、ホームページの運営においては非常に重要な施策の一つと言えます。

ここでは、ホームページ作成時に注意すべきSEO対策について解説しておきたいと思います。

1.キーワードの選び方

まずは、キーワードの選び方についてです。キーワードとは、ユーザーが検索エンジンで入力する言葉のことです。

選び方の基準としては、「自社の見込み客がどのようなキーワードで検索するのか?」を把握し、そのキーワードを選びましょう。

基本的には、提供するサービスや商品名、業種名などを中心に選んでいきますが、すべて同じキーワードにするのではなく、コンテンツごとに適切なキーワードを選定し、キーワードに合わせたコンテンツにしていくことが大切です。

2.タイトルタグとメタディスクリプションの設定

次に、タイトルタグとメタディスクリプションの設定方法についてです。

タイトルタグは、検索エンジンの検索結果に表示されるタイトルです。メタディスクリプションは、検索結果の下に表示される説明文のことです。
この2つはページごとに適切なものを設定するようにしましょう。

どちらも、ユーザーにわかりやすく、魅力的に書く必要があります。また、キーワードを適切に使い、重要な情報を先に記述するようにしましょう。

3.画像とリンクの最適化

画像には、適切なalt属性を付けることで、検索エンジンに認識されやすくなります。また、リンクには、適切なアンカーテキストを付けることで、ページの内容がわかりやすくなります。
さらに、他のサイトからのリンクを増やすことで、検索エンジンに評価されやすくなります。

4.内部リンクの強化

ページ内の適切な場所に、他の関連するページへのリンクを設けることで、ユーザーがサイト内での移動をスムーズに行うことができます。また、内部リンクはサイトの全体的な構造を明確にし、検索エンジンがサイトをクロールしやすくなります。

5.モバイル対応

現代では、モバイルからのアクセスが非常に多いため、モバイルフレンドリーなデザインや構造にすることが求められます。Googleなどの検索エンジンも、モバイル対応を重視してサイトのランキングを決めるため、モバイル最適化は必須です。

6.ページのロード速度の最適化

ページの読み込み速度が遅いと、ユーザー体験が悪化し、離脱率が上がる可能性があります。また、ロード速度はGoogleのランキング要因の一つでもあるため、ページの最適化や不要なスクリプトの削除など、ページの高速化に取り組むことが大切です。

7.定期的なコンテンツの更新

定期的に新しいコンテンツを追加したり、古い情報を更新したりすることで、サイトが活動的であると検索エンジンに評価されます。また、ユーザーにとっても新しい情報が提供されるため、リピート訪問のチャンスが増えます。

適切にSEOを行うことで、自分のホームページのターゲットユーザー層からのアクセスを増やすことができます。ターゲットユーザー層のアクセスが増えれば、それだけお問い合わせなどのアクションにも繋がりやすくなりますので、SEOはしっかりと意識しておきましょう。

ホームページ作成の注意点やポイント

次にホームページを作成する際の注意点などにも触れておきたいと思います。
ホームページを作成する際には、以下のような注意点やポイントに気を付けることが重要です。

ページの読み込み速度を意識する

ホームページの読み込み速度が遅い場合、ユーザーはストレスを感じてページから離脱してしまう可能性が高くなります。

ページの読み込み速度を向上させるためには、画像などのファイルサイズをできるだけ小さくしたり、JavaScriptの最適化や最小化、キャッシュの有効化などが有効です。また、サーバーの応答速度自体が遅い場合もありますので、サーバーを選ぶ際には注意も必要です。

アクセシビリティを考慮する

アクセシビリティとは、障がいを持つ人も含めた、すべての人がホームページを利用しやすくすることを指します。ホームページのアクセシビリティを高めるには、視認しやすい適切な色の選択やフォントの大きさに注意したり、SEOの項目でも触れた「alt属性」を設定する、リンクには適切なアンカーテキストを設定するなどを意識しましょう。

セキュリティに配慮する

ホームページのセキュリティ対策も意識しておきましょう。

ホームページの乗っ取りや改ざんなどは「うちは関係ないんじゃない?」と思われるている方も少なくありませんが、ホームページの規模に関わらず、ログを見ると攻撃を受けた痕跡が残っているものです。

適切なセキュリティ対策を行うことは、ホームページの改ざんや乗っ取りを防ぐだけでなく、情報の漏洩を防いでユーザーに安心感を与えることができます。

セキュリティ対策としては、SSL証明書の取得や、複雑で推測されにくいパスワードの使用。また、WordPressの場合はアップデートをしっかり行う、更新されていないプラグインや野良プラグインは使用しないなどを常に意識してきましょう。

コンテンツのクオリティに気を付ける

ホームページに掲載するコンテンツは、ユーザーにとって有益であることが求められます。また、コンテンツがきちんと書かれているか、誤字脱字がないかはしっかりチェックしておきましょう。(といっても私も誤字脱字が結構多いのですが・・・)、また、使用する画像も含めて著作権に触れていないか?などの配慮も重要です。

レスポンシブデザインを採用する

レスポンシブデザインとは、ホームページがどのようなデバイスで閲覧されていても、最適な表示を行うことを指します。

レスポンシブデザインを採用することで、PCやスマートフォン、タブレットごとに異なるデザインを作る必要なく、様々なデバイスでの閲覧に対応することができますから、ユーザーにストレスのない快適な閲覧環境を提供することができるようになります。

もちろん、仮に初心者の方がゼロからHTMLでホームページを作るとしたら、レスポンシブデザインにすることは難しいかもしれませんが、先に紹介したWordPressやWix、SquarespaceなどのCMSであれば、特に意識しなくてもレスポンシブデザインのホームページを手にすることできます。

これらの注意点やポイントを意識し、ホームページ作成をしていきましょう。

また、ホームページ作成や運営に関する注意点についてはこちらも参考にしてください。

ホームページ作成で失敗しないために!やってはいけない6つのチェックポイント

ホームページの運用について

ホームページを公開したらそれで終わりではありません。むしろここからがスタートになります。

公開後はしっかりと運用を継続することで、アクセスを増やしたりユーザーの信頼を得たりすることができるようになります。ここでは運用に必要なポイントを解説します。

コンテンツの更新頻度

情報の更新が何もなく放置されているホームページでは、アクセスしてきたユーザーの信頼も下がってしまいます。定期的な更新を行うことで、常にフレッシュな情報、正しい情報をユーザーに提供するように意識しましょう。

また、定期的に更新されているホームページ、更新頻度の高いホームページは検索エンジンにとっても良い印象を与え、検索結果で上位に表示される可能性が高くなります。

アクセス解析をする

アクセス解析を行うことで、アクセス数などのホームページの状況がわかるようになります。

アクセス解析の目的はアクセス数の確認だけではなく、どのようなコンテンツが見られているか?などを把握することもできるので、ホームページ内でアクセスユーザーが想定通りページを見てくれているか?やコンテンツがユーザーのニーズに合っているか?なども把握することができます。

こういった情報がわかれば、最初に設定したホームページの目的・目標に向けた改善点が何か?ということも見えやすくなってきます。無料のGoogle Analyticsを使って行えるので、ぜひアクセス解析を行いましょう。

アクセスアップにSNSなどの活用

すでにSNSアカウントを運営している場合は、新しいコンテンツを発信する際にSNSでシェアして告知することでアクセスアップにつなげることができます。もちろんよほどフォロワーがいない限りは、「ブログ更新しました」だけでは、簡単にアクセスは増えませんから、シェアする際の文章などにも気を使ってみましょう。

まとめ

この記事では、初めてホームページを作成する方向けに、ホームページ作成の基礎知識や手順、SEO対策や注意点、そして運用について詳しく解説してきました。

現在では、この記事でも紹介したWordPressなどのCMSが一般化したことで、HTMLやCSSの習得が必要なく、誰でも簡単にホームページ作成を自分でできるようになったと思いますので、自分で作ってみたいという方ぜひチャレンジしてみてください。

また、ホームページを公開した後の運用は非常に大切です。ホームページは公開してからがスタートと言われるように、公開後の定期的な更新もそうですが、アクセス解析などを積極的に行って、そこから得られる情報を元に、作ったホームページを目的達成に向けて育てていくことが何よりも大切です。

この記事が初めての方にとって、ホームページ作成の一助となれば幸いです。

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竹口 享介
株式会社PLUS SPIRAL 代表| 2006年未経験で飛び込んだWEB業界。訳あっていきなりフリーランスでホームページ制作業として開業。2012年頃から本格的にWEBマーケティング学び、現在は中小企業や個人事業主向けにホームページ制作や集客をサポートするためのサービスを提供しています。テクニックだけに頼らない分析に基づき本質を押さえたサイト改善アドバイスを得意としています。

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