インターネットを使って集客をしていく上で、自分のホームページやブログが今どんな状況なのか? どれくらい役に立っているのか?というのは気になるところですよね。
そんな時に、ホームページやブログなどの状況を把握するために行うのがアクセス解析です。
その中でも、無料で高機能と導入しやすく代表的な物が『Google Analytics(アナリティクス)』です。
かなり多くの人が導入していると思うのですが、こんな理由で放置しちゃっていませんか?
- 見方がわからない
- 見ても活用の仕方がわからない
- 見たところで何が変わるの?
弊社のクライアントさんもホームページにも元から入っていることも多く、ホームページを開設したタイミングや、リニューアルしたタイミングで設定だけはされているようです。
しかし、このような理由から「見たこと無いし」という方も多いのではないでしょうか?
中には、「え、うちのホームページに導入されてたの?!」という人もいるくらいですからね・・・。
まぁ、そういう人は稀ですが、「導入しているのは知っているけど、見てもわからないないから見ていない」という人は多いと思います。
でもそれってもったいないですよね?
確かにアナリティクスから得られるデータを高いレベルで解析することは難しいかもしれません。でも、ちょっとしたポイントを知っておけば難しい解析スキルがなくても、ホームページの改善や運営にとても役に立ちます。
Contents
まずは慣れることから始める
高度な解析をして「アクセス解析データを使いこなしてやろう」と考えてしまうと、まずはWEB解析の仕方の勉強から始めなければなりません。
もちろん、そういった意識を持って取り組んでいくこと自体は悪いことではないのですが、あなたがWEBアナリストを目指しているわけでなければハッキリ言って時間の無駄になってしまいます。ですからそれはやめておきましょう。
難しく考える前にまずは慣れることこれが大切です。
そのためには「どうせ見たってわからないし」といって何もしないのではなく、まずはGoogleアナリティクスの管理画面にアクセスしてみることです。たとえ高度なアクセス解析ができなくたって、Googleアナリティクスの管理画面にアクセスするだけでわかることがあるのですから。
ということで、まずはGoogleアナリティクスにアクセスしてみましょう!
[aside type=”normal”]Googleアナリティクスの導入設定ができてないという場合は・・・
「アナリティクス 導入方法」などでググるとやり方を解説したサイトがたくさんあります。でも難しいという人はお気軽にご相談ください。初期設定のみですがお手伝いします。[/aside]
Googleアナリティクスの超かんたんな見方
Googleアナリティクスでレポートにアクセスするとユーザーサマリーでこんな画面が表示されると思います。
セッションとかユーザーとかPV(ページビュー)とか、もしかしたら聞き慣れない言葉かもしれませんが、それぞれの意味は下記の通りです。
[aside type=”warning”]下記の説明の中には専門的にみると一部語弊がある表現もありますが、あくまでも初心者向けということでなるべくわかりやすく書いているつもりです(^_^;)[/aside]
- セッション・・・・・・・集計期間のアクセス数です。
- ユーザー・・・・・・・・サイトにアクセスしたユーザーの数です。
- ページビュー数・・・・・つまり、何ページ見られたかです。PVとも言います。
- 平均セッション時間・・・1セッション辺り平均でどれくらいホームページに滞在していたか。
- 直帰率・・・・・・・・・最初にアクセスしたページから移動せずにそのまま立ち去った率。
- ページ/セッション・・・1セッション辺りの平均PVの数(セッション数/PV数)。
- 新規セッション率・・・・集計期間の総アクセス数に対しての、新規アクセスの数
なお、デフォルトの集計期間は31日間となっています。ちなみに集計期間は任意に変更することが可能です。
Googleアナリティクスの管理画面にアクセスしてみると、こんな感じで今の自分のホームページの状況がわかるわけです。
そして、今どんな状況なのか?がわかれば、得られている結果に対して何が原因なのか?を知ることこができます。
今どんな状況か?もわからないではホームページがうまく機能しているのかどうかもあやふやになります。
ただ、せっかくアクセスするのですからどんなことに注意して見ていけばいいのか?についてお話します。
とりあえず、自分のホームページの状況を見てみる
先程も言いましたが、いきなり解析データを活用するというのはハードルが高くなってしまいます。ですので、そう難しく考えずにまずは自分のホームページの状況を見てみることです。
もちろん、深堀りすればするほど、見るべき指標も変わるのですが、とりあえず、自分のホームページはどんな状況か?というだけなら難しく考えずに、まずは「セッション数」だけでもいいので見てみることです。
セッション数(=アクセス数)を見た時に、その数値がえらく少ないような状況であれば、誰だって「アクセスが全然ないからなんとかしなきゃ」と思うはずです。
他にもSEO対策を業者に依頼しているにも関わらず思ったほどアクセスが増えていないようであれば、SEO対策の見直しのきっかけにもなります。
どうです?
別に高度な解析スキルがなくたって、こんな感じでたった一つの指標(この場合はセッション数)を見て、その時に「なんでこうなるのかな?」という視点を持つことで、次に何をしたほうがいいのか?ということに気づくきっかけになるわけです。
「どうせ見たってわかんないし」と決めつけてしまうと、何にもわからないままで改善のきっかけすら掴めないどころか、場合によっては悪徳業者のカモにされかねません。
改善点を探す時に最初に見ているポイントは?
さて、あまりだらだら書いていってもかえってわかりにくくなってしまっては意味がないので、僕が改善点を探す時に見るポイントがあります。
それは直帰率です。
もちろん、いつもどんなときも直帰率というわけではありませんが、結構な確率でここから見ることが多いと思います。
ただ直帰率と言っても先ほどのユーザーサマリーのページで表示される直帰率はサイト全体の直帰率なのでそれだけを見ても意味がありません。そこで、各ランディングページ毎の直帰率を見ていきます。
どのランディングページの直帰率が高いかを見る
ランディングページとはユーザーが一番最初に訪れるページのことです。ちなみにランディングとは着地という意味です。LPとも呼ばれます。
[aside type=”normal”]ダイレクトマーケティングなどではLPというとセールスレター型のペライチ縦長のホームページを指す場合が多いのですが、実際にはペライチ縦長のセールスレター型のページ=LPというわけではなく、ユーザーが最初にアクセスするページのことを言います。[/aside]
これを確認するには、アナリティクス管理画面の左側にあるメニューから「行動」→「ランディングページ」を選択します。すると、このような画面が表示されると思います。
この赤枠で囲った部分が各ページ毎の直帰率です。ランディングページ上位で特に直帰率が高いページをピックアップしてみます(赤い四角で囲った部分)。
こんな感じで見ていけば、たったのこれだけの作業であなたサイト内でザルになっている可能性が高いランディングページが発見できるというわけです。このザルを解消できれば、それだけ成果につながる可能性も高くなるわけです。
また、ランディングページの直帰率ではなく、デバイス毎の直帰率などをきっかけにする見ていく場合もあります。例えば、スマホからのアクセスからの直帰率が著しく高ければ、スマホサイトへのテコ入れを検討するなどですね。
ちなみに、その直帰率を改善するにはどうすればいいのか?についてはこちらのエントリーを参考にしてください。
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まとめ
ちょっと長々と書いてしまいましたが、いかがでしょうか? 実際クライアントさんと話しをしていてもアクセス解析=難しい・わからないという意識からなかなか取り付きにくいようですが、難しく考えるよりも触れてみることが大切だと思います。
まずはそこからかな。
アナリティクスで得られるデータはすべて、現状に対する結果です。それぞれの指標が表している意味がわかれば、あなたのホームページをより活用するための次の一手へのヒントがそこにあるわけです。
それに、WEBで良い結果を出すためには常に改善をしていくことが大切です。そして改善をするためにはまず現状を知ることが重要です。
そのためのツールとしてGoogleアナリティクスを毛嫌いせずに早速アクセスしてみましょう!
[aside type=”normal”]Googleアナリティクスの導入設定ができてないという場合は・・・
「アナリティクス 導入方法」などでググるとやり方を解説したサイトがたくさんあります。でも難しいという人はお気軽にご相談ください。初期設定のみですがお手伝いします。[/aside]