今日は、とある企業様にお呼ばれして、「コンテンツマーケティング」についてお話ししてきました。
ところで、ここ数年、「コンテンツマーケティング」って言葉を結構聞きませんか?
他にも「コンテンツSEO」とか。WEBマーケティングとかでは「コンテンツなんちゃら」って言葉がついてきます。ということで、最近のWEBマーケティングでは、避けて通れないキーワードじゃないかなと思います。
「ところで、コンテンツマーケティングっていったい何よ?」
という人も多いと思いますので、今日は改めてその辺を解説してみたいと思います。
今回は、改めて「コンテンツマーケティング」とは何か?ということを整理しておきたいと思います。
Contents
コンテンツマーケティングとは?
早速ですが、コンテンツマーケティングって一体何でしょうか?どんなことをすればいいのでしょうか?
コンテンツマーケティングとは、簡単に言えば
- コンテンツの活用を中心にしたマーケティング手法の一つ
です。
???コンテンツの活用???
いまいちピンときませんよね。それどころかなんだかモヤッとします。
そもそもコンテンツってなんだ?って話です。
コンテンツとは
実際のところ僕もかなり気軽に「コンテンツ」って言葉を使っているのですが、わかりやすく言ってしまえば
- ブログ記事
- 動画・映像
- 音声
などです。ですので、コンテンツマーケティングとは、これらを活用したマーケティングという認識でそれほど間違いではありません。
なるほど、
じゃあ、とにかくブログを書いたり動画をYouTubeにアップすればいいんだ!
確かに、ブログ記事や動画は立派なコンテンツですが、これをマーケティング、つまり集客に活かそうというのであれば、
どんなコンテンツを提供するのか?
ということを考えてコンテンツを作らなければいけません。
一口にコンテンツと言っても、コンテンツマーケティングを行う上で、そして成功させるためには必要な要素があります。
コンテンツマーケティングを成功させるためにコンテンツに求められる要素とは?
先程も言いましたが、なんでもかんでもブログにすればいいとか、とりあえず動画をアップすればいいというわけではありません。
例えば、ブログ記事や動画を使って、あなたの想いを伝えたってダメ。
要するに、売り手側(つまり企業)が伝えたい情報を一方的に伝えるのはコンテンツマーケティングでは「コンテンツ」とは言えないのです。
ちなみに、売り手が伝えたい情報を一方的に伝えるものというのは、広告ですね!
コンテンツとして重要なのは「相手にとって役立つ情報」であること
それでは、コンテンツマーケティングにコンテンツって何かって言うと、ズバリ『相手にとって役立つ情報』ということです。
これが絶対に必要な要素ということになります。
だから、相手にとって役立つ情報でなければ、どれだけ大量にブログ記事を書いたとしても、どれだけカッコよく編集した動画を作っても、聞いただけで惚れてしまうような声で音声を配信しても
相手にとって役立つ情報でなければコンテンツとは言えない
ということです。
だから、ブログにあなたの日常やスタッフ日記をなどの業務日誌的なコンテンツや売り手の価値観を一方的に伝えるような内容ではダメってこと。
重要なのはただ一つ相手にとって役立つ情報であるということです。
相手にとって役立つ情報とは?
相手にとって役立つ情報とは、つまりは相手が欲しい情報です。わかりやすいですね!(いや、わかんね〜よ)
基本的にユーザーが求めているのは「問題や課題の解決策」です。
何かに困っていてその解決方法が知りたいだけなんです。
だから、その解決策を知るための質問をキーワードを検索窓に打ち込んで、その答えを探そうとしているわけです。
例えば「WordPress インストール」というキーワードを入力した人は「WordPressを導入しようと思ったがインストール方法がわからないので、その方法を知りたい」と思って検索をしているはずです。
その場合、その人にとって役立つ情報とは、WordPressのインストールを業者に頼む場合の金額ではなく、 WordPress導入の手順をわかりやすく教えてくれるコンテンツです。
このように、ユーザーのニーズに併せて満足度の高い、質の高いコンテンツを用意してあげることが、コンテンツマーケティングでは何よりも大切です。
質の高いコンテンツはSEOも強い?!
また、こういった質の高いコンテンツ、つまりユーザーにとって有益なコンテンツはSEOに強くなります。なぜならGoogleは検索ユーザーにとって有益なコンテンツを提供したいと考えているからです。
そのためには「どんなキーワードでコンテンツを作るのか」が重要ですよ。
[aside type=”warning”]キーワードは絶対に思い込みや妄想で決めちゃダメです。
キーワードからきちんとリサーチをして、ターゲットを絞った上で、その人が満足する情報を提供してあげることです。[/aside]
また、良い情報や役に立った情報はSNSでシェアされやすくなります。
多くの人からシェアされればコンテンツが拡散される可能性が高くなり、ナチュラルな被リンクも得られることから、質の高いコンテンツはSEOにも強くなるというわけです。
だから、人のためになる役立つコンテンツをどんどん提供していくことです。
でも、役立つ情報をしかも無料で提供してたら損じゃない?
多くの人がそう思うようです。
例えば、あなたが何かのノウハウを提供する。
そんなことをしてしまったら、そのノウハウだけで解決できちゃってお金なんか払ってくれないでしょ?!って
確かに、そんな不安を感じてしまうかもしれません。
それでは、あなたは情報を出し惜しみしますか? でもそれって無意味なことなんです。
あなたが出し惜しみしても意味がない理由とは
もちろん、あなたが出し惜しみするのは自由です。
でも考えてみてください。今は情報過多の時代です。ネットでもGoogleなどでちょっと調べれば質の高い情報は洪水のように溢れていますし、日々質の高い情報が増えていっています。
だから、別にあなたが情報を出し惜しんで提供しなかったとしても、あなたの同業者(ライバル)がやってしまうだけの話です。
そして、ライバルに見込み客を持っていかれるぐらいなら、やったほうがいいと思いませんか?
もちろん、あなたが提供した良質な情報で、問題を完璧に解決してしまうという人が存在することも事実です。でもそんな人は滅多にいません。せいぜい1%、いやそれ以下ではないでしょうか?
でも考えてみれば、その人はあなたが提供した情報で問題を解決できた、あるいは願望が満たされたということです。
それってどういうことかって言うと、あなたのコンテンツが人から喜ばれる本物の価値を持っているってこと。素晴らしいことです!
つまりコンテンツマーケティングとは
つまりコンテンツマーケティングっていうのは、見込客(ターゲット)が必要としている情報を理解して、それをベースにユーザーのニーズに最適化された価値あるコンテンツを作成し配布することで、見込客を引き寄せて商品やサービスの購入に結びつけていくマーケティング手法ということです。
もちろん、そのためには思いつきや行き当たりばったりでコンテンツを作っても効果はありません。
次はコンテンツマーケティングの設計図の作り方をザックリとご案内しておきます。
コンテンツマーケティグの設計図の作り方
コンテンツマーケティングを成功させるためには、見込客(ターゲット)の役に立つ情報をコンテンツとして作成し提供するということをお話ししましたが、あなたが独りよがりに役に立つと思っている情報をコンテンツとして発信しても意味がありません。
そう言うとまた難しそうな感じがしますが、基本的には設計図を以下の流れにそって作っていけば大丈夫です。
コンテンツマーケティングの流れ
- ターゲットとなる見込客のことを理解して、どんな人物なのか?(価値観や生活なども含めて)を明確に定義する。これをペルソナ設定といいます。
↓ - キーワードを調査して、1で定義したターゲットの興味関心に応じたコンテンツを作る(ブログ記事や動画、音声などがあるが、まずはブログ記事がやりやすい)。
↓ - ブログやSNSを中心にコンテンツを配信する。(WordPressの場合はFacebookやTwitter、Google+などと連携させておけばOK)
↓ - 引き寄せた見込客を獲得(まずはメルマガリストなどに登録してもらう。CTAと簡単なLPがあったほうが良い)
↓ - メルマガやFacebookページなどで見込み客と関わることで購買意欲を高める。(ここでも、露骨な売り込みではなく「有益な情報」の提供がキモ)
↓ - 見込客に購買に結びつく行動を促していく。(キャンペーンや特別オファーなど)
以上が、コンテンツマーケティングの流れです。
ちなみに、ポイントは後ろから考えること。つまり、自分の売りたい商品、その商品の効果・効能などから逆算して設計図を辿っていくイメージです。
まとめ
コンテンツマーケティングのメリットは、売り込み主体の一方的な情報発信ではなく、ターゲットユーザーが今知りたいことを有益な情報としてコンテンツにいて発信することで生まれます。
そして、ターゲットユーザーのニーズに最適化された有益なコンテンツは、検索エンジン、つまりSEOに対しても非常に効果的です。
企業の場合は、定型化された通常のWEBサイトだけでは、どうしても情報発信の内容も売り手側に偏りがちですが、ブログと言うメディアを使ってブログ記事という形で役に立つコンテンツを提供して行くことで、常に新鮮な情報を発信していくことができるようになります!