千葉県柏市のウェブマーケティングとホームページ制作の会社

見込み客を集客できるホームページを作る時に重要なページとは?

見込み客を集客できるホームページを作る時に重要なページとは?

Shaer
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公開日:2016-05-18
最終更新日:2016-05-18

集客できるホームページを作るにはどのページに一番力を入れるべきか?

僕は制作の仕事もしているのですが、クライアントさんも多くの場合は、やはりTOPページのデザインを非常に気にされる方が多いと感じます。

確かにTOPページは、そのホームページの顔です。
もっと言うとその会社の、そのお店の顔なので、TOPページの印象は確かに大切。だからこだわって仕上げたいという気持ちもわからなくはないです。

でも、力を入れるべきなのは本当にTOPページでしょうか?

実はTOPページというのは、ホームページの目的が集客というのなら必ずしも1番重要というわけじゃないのです。
その理由をお話ししていこうと思います。

TOPページから入ってくるアクセスは思っている以上に少ない?!

まずは、下の画像を見て欲しいのですが、これは実際に公開して運用しているクライアントさんのホームページのGoogleアナリティクスのアクセス解析結果で、ランディングページの上位10ページを表示したものです。

importantpage01

[aside type=”normal”]ランディングページの見かたは、Googleアナリティクスで行動→サイトコンテンツ→ランディングページで見れますので見てみよう![/aside]

ちなみに、ここで言うランディングページとは一番最初にユーザーが着地するページのことです。
このアクセス解析結果を見てみるとわかるのですが、TOPページへのランディングは全体のわずか6.8%にすぎません。

このように見ると、TOPページからの流入は意外と少ないということに気が付きます。

ちなみに、上位3つのページは全てサービス内容についてのページです。この3つのページだけで全流入の6割以上。ちなみにこのホームページでは、月平均で約160件(多い時で200件以上)の反応を取っています。

全体のアクセスでもほぼ同じ結果

また、ランディングだけでなく、各ページのアクセス総数を確認した場合ですが、TOPページへのアクセス割合はちょっと増えて8.64%。だから傾向はほとんど変わりません。

つまり、TOPページってあんまり見られてないじゃんってことになります。

でもたまたまこのホームページだけがそうなんじゃないの?と思うかもしれません。現在、弊社の他のクライアントさんのホームページは大体同じような傾向です。

力を入れるべきなのはコンテンツだ!

以前なら(って言ってもかなり昔)なら、TOPページをメインの入り口と考えて作れば良かったのかもしれませんが、今は(っていうか結構前からだけど)入り口は必ずしもTOPページではありません。

例えば、今回、事例で挙げたクライアントさんのホームページの場合は、いくつかの主要なサービスのページが適切なキーワードを設定して、それぞれが検索エンジンで上位表示されています。

その結果、そのサービスを求める見込み客のアクセスがダイレクトにそのページにランディングできるようにしているわけです。

そして、ランディングしたサービス案内ページでは他のページを巡回させることよりも、基本的にはそのページで完結してお問い合わせや注文にいくように設計しているわけです。

コンテンツとキーワードで“アクセスの質”が違うので注意も必要

とは言っても、アクセスの質によってやり方も変わってきます。何でもかんでも即注文とか即お問い合わせに持っていけばいいのかというとそうではないです。見込み客の質によっては売り込み禁止のコンテンツ構成にする必要もあるのです。

※ちなみにアクセスの質=見込み客の質だと思ってください。

どういうことかというと、簡単に言えばこうです。

キーワード:◯◯ 購入 ◯◯ 申込 ◯◯ 値段 など
(〇〇に入るのは商品名やサービス名)

これは、どちらかと言うと買う気の高い、今すぐ客に近い見込み客が使うキーワードです。
こういうキーワードでのアクセスの場合は、ムダに焦らしちゃフラれるだけなので具体的な解決策としてサービスや商品を案内してサクッと決めましょう!

対して、
キーワード:◯◯ 方法 ◯◯ やりかた など
(〇〇に入るのは抱えている問題や悩み)

これは、まだ買う気のない、つまり見込み客としてはまだレベルの低いキーワードになります。
こういうキーワードの場合は、まだ購買意欲は高くないので情報提供を通して、見込み客リストに加えられるように施策を考えます。

※ブログやSNSなどで集客する場合は後者の考え方がメインになります。

例えば上の事例の場合は、今すぐ客に限りなく近い見込み客が使うキーワードを想定して、そのキーワードニーズに合わせたコンテンツで出迎えています。

大事なのはTOPページがホームページへの重要な入り口であるという固定概念を持たずに、

  • どんなユーザーがどんなニーズを持っているのか?
  • その時に使うキーワードは? 検索需要はどの程度?
  • それをどんなコンテンツで出迎えるのか?必要なページは?

ということを調査・把握して、キーワード設定〜コンテンツンの作成をしていくことの方がTOPページに力をかける以上に大事かなと思っています。

そうは言っても、もちろんTOPページも大事ですよ

だからと言って、TOPページはどうでもいいよと言っているわけではないので勘違いはしないで欲しいです。あくまでもTOPページが反応を取るための最重要項目では無いという話しです。

さっきも言いましたが、TOPページはそのホームページの顔であり、会社の顔、お店の顔です。

ですから、ターゲット層に合わせたデザインやレイアウト、ユーザーが見たい情報への到達性の良さ、売り手として誘導したいコンテンツへの導線設計などはなおざりにはできないということはとても大切です。

[aside type=”normal”]この辺りは、TOPページ以外のコンテンツにランディングしたユーザーが、どんな経路でTOPページにアクセスしてどんな行動を取っているか?を解析データなどから見ていくと導線設計のヒントがあります。[/aside]

まとめ

いかがでしたか? ホームページというと、制作も集客施策もついついTOPページを中心に考えてしまうことがありますが、アクセス解析データなどを見てみると、意外とそうでもないということがわかります。

大事なのは、どんな見込み客に対してどんなコンテンツを提供すれば、双方(売り手と買い手)が望む結果に繋げることができるか? ということではないでしょうか。

そう考えれば、自分で書いていてなんですが、そもそもTOPが大事とか、いやいやそうじゃないって話し自体がナンセンスなのかもしれませんね(^_^;)。

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竹口 享介
株式会社PLUS SPIRAL 代表| 2006年未経験で飛び込んだWEB業界。訳あっていきなりフリーランスでホームページ制作業として開業。2012年頃から本格的にWEBマーケティング学び、現在は中小企業や個人事業主向けにホームページ制作や集客をサポートするためのサービスを提供しています。テクニックだけに頼らない分析に基づき本質を押さえたサイト改善アドバイスを得意としています。

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